駐在妻の悩み

香港、ミャンマー、アメリカ、フランス、そして学生時代のアメリカ留学時代もいれると、 海外生活も今年で14年目になりました。 結婚して、夫の転勤に帯同する、駐在妻としてのキャリア(?)も8年目になります。 この間、各国でたくさんの日本人女性と出会い、 さまざまな話題で意見交換する機会も多かったのですが、 その中で、「わかるわぁ~。」と、周りからの賛同も多かったのが、 ある駐在妻からの、 「日本だと、私は自立した、けっこうイケてた人間だったのに、 この国では、まるで自分が何もできない子供のような存在に思える」 という意見。 日本では、何をするにも、一人でこなしていたし、別にいちいち夫に頼る必要もなかったけど、 この国では、すべて夫に頼らなければならない、それが、とてもストレスで、ひいては、 「私は、なんて、無価値な存在(←これ、私の友人が実際言ってました)。」 と思ってしまう。 特に、その国の言葉ができないと、辛いですよね。 先日も、フランス語が得意でないアメリカ人の友人達と、 この話題で盛り上がりました。 「何から何まで、誰かに頼らなくちゃいけなくて、 自分が赤ちゃんになった気分よ。」 と言っていた友人もいました。 こういう気持ちは、万国共通ですよね。 &nbsp…

サードカルチャーキッド(TCK)

今日は、ちょっと真面目な話。   サードカルチャ―キッド(以下、TCK)と、 クロスカルチャーキッド(CCK)という言葉、聞いたこと、ありますか?   TCKとは、成長期のほとんどを、両親の属する文化圏(国)とは、 異なる文化圏で過ごした子供たちのことを意味するそうです。   彼らは、たくさんの文化に触れながら、成長していきますが、 どの文化とも、完全に交わることはできず、 それぞれの文化を、少しづつ、融合させて、 独特の文化(第三文化)を作り上げていきます。   TCKが、大人になると、そこに、アダルトという言葉がついて、ATCKになります。   このTCKという言葉は、1959年に、アメリカの社会学者兼人類学者の、ルース・ヒル・ウシーム博士によって、 最初に使われたということです。   これに対し、CCKは、成長期のほとんどの時間を、 2つ以上の多文化に囲まれながら育った子供たちのことを示すということで、 日本人同士の両親を持ち、日本に住んでいても、 インターナショナルスクールに通っている子供たちもCCKと言えるし、 アメリカ人同士の両親を持ち、アメリカに住みながらも、 その両親が異文化間結婚だった場合にも、その子供は、CCKと言えるそうです。   多様な文化を体験しながら、成長するなんて、 それは、子供にとって、大変な利点になるだろう、という意見もあると思いますが、 多文化間で育つということは、子供たちのアイデンティティ形成に、 困難を与える場合も、多いそうです。 &nbsp…